【多面的機能支払交付金】令和7年度 第1回 あさぎり町広域協定運営委員会【開催報告】

令和7年4月16日(水)18時30分~ あさぎり町免田東 彦六に於いて、令和7年度 第1回 あさぎり町広域協定運営委員会 が開催されました。

委員総数18人中、出席14人、委任状提出4人、で、本委員会は成立しました。

 

 

※個人情報に係る箇所は、消して掲載しています。

 

 

【次第】【委員名簿】

R070416 0-1次第

(個人情報の為、氏名は消して掲載。)

 

 

 

 

【第1号議案】

R070416 1号 別冊(1-5)

各組織の活動報告が承認されました。

組織数が64組織と多いので、見本として1組織のみ掲載します。

(個人情報の部分は消して掲載。)

 

 

【第2号議案】

R070416 2号1計画書【2期】

2期対策の計画書の中で、長寿命化対象施設の延長が変更になりました。

 

R070416 2号2計画書【2期】

特に変更はありません。

 

R070416 2号3計画書【2期】長寿命化

2期対策の計画書の中で、長寿命化の計画について、変更が出ています。

変更のあった計画のみ抜粋して、変更前と後を比較しています。

 

R070416 2号4計画書【2期】長寿命化

2期対策の計画について、長寿命化の計画全てを掲載しています。

着色部が変更した箇所です。

 

R070416 2号5計画書【3期】

3期対策の計画書の中で、施設の延長が変更になりました。

 

R070416 2号6計画書【3期】

特に変更はありません。

 

R070416 2号7計画書【3期】長寿命化

3期対策の計画書の中で、長寿命化の計画について、変更が出ています。

変更のあった計画のみ抜粋して、変更前と後を比較しています。

 

R070416 2号8計画書【3期】長寿命化

3期対策の計画について、長寿命化の計画全てを掲載しています。

着色部が変更した箇所です。

 

R070416 2号9計画書【3期】長寿命化整備計画書

3期対策について、長寿命化整備計画書に追加がありました。

着色箇所が追加した計画です。

 

 

 

 

 

 

【第3号議案】

R070416 3号-1決算

農地維持共同の収支決算書が承認されました。

 

R070416 3号-2決算(余剰持越金の分配)

昨年度より実施している余剰持越金の分配を、今年度も実施することが可決されました。

 

R070416 3号-3決算(長寿命化

長寿命化の収支決算書が承認されました。

 

R070416 3号-4 期末監査報告

監査役によって、監査報告が行われました。

(個人情報以外を掲載しています。)

 

 

 

 

【第4号議案】

R070416 4号 役員改正

原案通り、可決されました。

個人情報保護の為、ホームページには名前を消して掲載します。

 

 

 

 

【その他1】

R070416 その他1スケジュール

今後のスケジュールです。

 

 

 

【その他2】

R070416 その他2広報活動報告

令和6年度に、多面的機能の増進をはかる活動の広報活動として行った、熊本県多面的機能支払推進協議会のホームページに掲載した広報活動の記事を報告しました。

 

 

 

 

【多面的機能支払交付金】令和6年度 第4回 あさぎり町広域協定運営委員会【開催報告】

※個人情報の部分は消して掲載しています。

 

令和7年3月25日(火)9時00分~ あさぎり町役場 第2庁舎 2階会議室に於いて、令和6年度 第4回 あさぎり町広域協定運営委員会 が開催された。

委員総数18人中、出席14人、委任状提出3人、で、本委員会は成立した。

 

 

【次第】

R070325 0-1次第

 

【委員名簿】

個人情報の為、掲載しない。

 

 

 

 

【第1号議案】

R070325 1号1計画書【2期】

2期対策の計画書の中で、施設の延長が変更になりました。

 

R070325 1号2計画書【2期】

2期対策の計画書の中で、令和6年度に受講した事務研修について追記しました。

 

R070325 1号3長寿命化計画書【2期】

2期対策の計画書の中で、長寿命化の計画について、変更が出ています。

着色している箇所が、変更した部分です。

 

R070325 1号4長寿命化整備計画書【2期】

2期対策の計画について、長寿命化整備計画書が提出されています。

 

R070325 1号5地域資源保全管理構想【2期】

2期対策の地域資源保全管理構想が決定しました。

 

 

 

 

 

 

【第2号議案】

R070325 2号運営委員会規則(細則)一部改正

(1)前回の運営委員会で決定した内容を、運営委員会規則(細則)に反映させました。

↑「作業日当500円/0.5hについて、強度な作業も同じ単価なのか」と、参加者より質問があがり、協議の結果、「強度な作業は1時間以上の単価しか設定しない」ことが決定しました。

 

↓は、その内容を反映させた細則です。

★細則 R070325改正版

 

 

(2)組織から、ブームモア使用時の支払い方法について、要望がありました。

協議の結果、現行の細則に従っていただくことが決定されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

【第3号議案】

R070325 3号1補正予算(農地維持・共同)

今年度は利率が高く、予算より多くの利息が入ったので、その分を補正しました。

 

R070325 3号2補正予算(長寿命化)

1.今年度は利率が高く、予算より多くの利息が入ったので、その分を補正しました。

2.前回の運営委員会で決定した委員年報酬について、補正しました。

 

 

 

 

 

 

 

【第4号議案】

R070325 4号中間監査報告

監査役より、中間監査報告が行われました。

 

 

 

 

 

【第5号議案】

第3期対策の計画書が承認されました。

R070325 5号1計画書【3期】

R070325 5号2計画書【3期】

R070325 5号3長寿命化計画書【3期】

R070325 5号4長寿命化整備計画書【3期】

R070325 5号5みどりのチェックシート【3期】

 

 

 

 

 

 

 

【第6号議案】

R070325 6事務委託費

次年度も、事務委託を行うことが承認されました。

 

 

 

 

 

【その他1】

R070325 7その他1

2/7に、熊本県多面的機能支払交付金推進協議会が主催した、ブロック会議の内容を報告しました。

 

 

 

【その他2】

R070325 7その他2

次回運営委員会の内容となる、新任委員予定者名簿を公表しました。

 

 

 

【その他3】

R070325 7その他3

今後のスケジュールを公表しました。

 

 

 

 

 

【多面的機能支払交付金】あさぎり町広域協定 農村環境保全活動【令和6年度 活動報告】

農林水産省が交付している多面的機能支払交付金をご存知ですか?

農村環境を守るために交付されている交付金です。

 

農村環境の役割

・自然のダム

田んぼは、雨水を一時的に溜めて、ゆっくり放出するので、ダムの役割を果たしてくれます。

近年では地球環境の変化により、日本でも毎年、豪雨災害が発生するようになってしまっています。

人工的に新たにダムを造るには、土地の問題など、色々な問題が起きますが、元々自然にある田んぼダムなら、元々存在しているので、新たに造る必要がありません。

田んぼダムを上手に活用することで、豪雨被害への対策をすることができます。

この事業でも、数年前から田んぼダムを推進しており、交付金を活用し、田んぼの貯水機能の維持などを行っています。

・生態系の保全

田んぼには、カエルやアメンボやトンボ等たくさんの日本古来からの生き物が生まれ育ちます。

生態系が崩れると、巡りめぐって人間にも悪影響が及びます。日本古来からの生態系を守ることは大事なことです。

・心を癒す

農村の美しい四季折々の風景は、人の心を癒やす効果があります。

 

 

あさぎり町広域協定は、

あさぎり町の農村環境を守るために、平成19年度から多面的機能支払交付金を受給し、活動しています。

 

 

あさぎり町は、こんな所!

→【位置】熊本県の南部。

→【特色】一級河川の球磨川が中心に流れています。基幹産業は農業。のどかで自然豊かな景色が広がっています。

 

あさぎり町の風景

→その1 春の溝さらえ作業風景(令和6年は暖冬だったので、春の草の伸び方が例年より早い!)

 

→その2 8月早朝 草刈り作業(あさぎり町の名前の由来は、多発する霧からきています。)

 

→その3 秋 草刈り作業(今年の夏はいつまでも暑くて、この日も11月ですが、暑かった…。)

 

→その4 冬 溝さらえ作業(令和7年の冬は、あさぎり町にも寒波がきて、雪がちらつくことも数回ありました。九州だけど、盆地なので極寒!)

 

 

 

それでは、【活動報告】に入ります。

令和6年度は、このような活動を行いました(*’ω’*)↓↓↓

 

 

〇生態系保全活動

1.希少種の保全活動

(深田東地域資源保全隊)深田地区

深田東地区のため池(庄屋池)には、オグラコウホネという希少な植物が生息しています。

特に手を入れてあげる必要はありませんが、乱獲などされていないか、年1回以上、生息状況を確認しています。

 

生息確認活動 (ため池の奥の方に生息しています。)

  

 ←開花したオグラコウホネ

 

2.外来種の駆除活動

本来その土地には生息しておらず、海外等から持ち込まれた生物を外来種といいます。この外来種は、昔からその土地に生息していた生物を捕食したりして滅ぼしてしまったり、本来のその土地の生態系を崩してしまいます。

あさぎり町内でも、外来種であるジャンボタニシが本来の生態系を崩しているため、ジャンボタニシの駆除活動を行っています。

 

ジャンボタニシの、特徴的な赤い卵

 

 ←ジャンボタニシの成虫

 

↓(上代活動組織)須恵地区

 ←ピンク色のたまご

 ←ジャンボタニシを駆除する薬剤を散布することで、効率的に駆除を行います。

 ←薬剤により死滅したジャンボタニシ

 

↓(農地・水・平和活動組織)上地区

厳寒期に田起こしをし、地中のジャンボタニシの幼虫を寒さにさらすことで、駆除しました。

  

 

3.生物の生息状況の把握

今井地区の沼地には、あさぎり町内でもここにしか生息しない「コガマ」という植物が生息しています。

コガマの生息地周囲の草刈作業を行い、生息状況を観察しています。

←草刈作業を行ってコガマの生息状況を確認します。

←年に数回草刈り作業を行います。

 

 

 

 

〇水質保全活動

1.非かんがい期の通水活動

農業で水を使わない時期(稲刈り後~春先)に、水路に全く水を流さないと、水路に落ち葉などが溜まり悪臭が発生する場合があります。そのようなことを防ぐために、水を使わない時期に通水を行う活動を行いました。

↓(農地・水・平和活動組織)上地区

←水門を操作し、水を流しています。

 

↓(幸野溝溝地区地域資源保全隊)岡原地区

 ←非かんがい期に、ため池の草刈りと水路への通水を行いました。

 

↓(深田東地域資源保全隊)深田地区

  ←非かんがい期に、水路の草刈りと通水を行いました。

 

 

 

〇景観形成・生活環境保全活動

1.植栽活動

耕作がされていない農地や、農道沿い等に、花を植えて景観を良くする活動を行いました。

↓(農地・水・平和活動組織)上地区

地元の農業者、非農業者、こども達で、農道沿いにヒガンバナを植栽しました。この活動を通して、地域のつながりも高まっています。

 植栽活動

 開花状況

 

 

 

 

↓(幸野溝地区地域資源保全隊)岡原地区

岡原地区の老人クラブと農家の方が一緒に、植栽活動を行いました。活動を通じ、交流をはかることが出来ました。

皆で楽しく植栽!

 ←みんなでわいわい楽しく作業

 ←きれいに開花しました。

 

 

↓(上代活動組織)須恵地区

地元の農家と非農家で植栽活動を行いました。

  

 

↓(深田東地域資源保全隊)深田地区

深田地区の婦人会で植栽活動を行いました。

  

 ←ヒガンバナへの追肥作業

 

 

↓(上南活動組織)上地区

地元の農家と子ども会で、一緒にコスモスの種まきを行いました。

 ←4つの子ども会が参加。人数が多くてにぎやかでした。

 ←きれいに咲きました。

 

 

↓(須恵・深田畑地帯活動組織)須恵地区と深田地区

平成25年度に植栽した桜がすくすく育っており、毎年綺麗な花を咲かせます。毎年、年2回程度、地元の農業者と非農業で、周囲の草刈り作業を行い、桜を保護してるおかげです。

  高土手なので、草刈り作業は大変!

  毎年、きれいに花を咲かせてくれます。

 

 

↓(あらた活動組織)深田地区

地元の婦人会で植栽活動を行いました。

   

 

 

↓(今井活動組織)

地元の婦人会に協力いただき、植栽活動を行いました。

 

 

 

2.農道等のごみ拾い活動

農地や水路や農道の周囲にも、ゴミのポイ捨てはあります。年1回以上、ごみ拾い活動を行い、環境を保護しています。

 

↓ (農地・水・平和活動組織)上地区

地元の農家とこども会でごみ拾い活動を行いました。

 

 

↓ (上地域活動組織)上地区

地元の老人会に協力を依頼して、ごみ拾い活動を行いました。

 ←たくさんのゴミが集まりました。皆さんポイ捨て止めましょう!!

 

 

↓ (上南活動組織)上地区

地元の農家と非農家で農道の清掃・ごみ拾い活動を行いました。

 

↓ (あらた活動組織)深田地区

地元の農家と非農家で農道の清掃活動を行いました。

 

 

↓ (須恵・深田畑地帯活動組織)須恵地区と深田地区

地元の農家と非農家で、この事業で毎年管理を続けている農道の法面が、高くて傾斜もきつく、高齢化が進む地元の負担が大きくなっています。

高齢化することで、足の踏ん張りがきかなくなるので、転落の危険が増したりするからです。

平地での作業なら良いのですが、急傾斜地の作業は高齢化すると危険です。

以前から、この事業で、急傾斜地に草刈りのための足場を作れるので、地域で希望をされていました。

今年度、ついに、実施をすることが出来ました。

地元に、建設業に勤めていてバックホウ作業に慣れている方がいらっしゃるので、協力をお願いし、バックホウをリースして自主施工で作業を行いました。

 ←人力での足場作り作業。写真でも、どれだけ急な斜面か分かると思います。

 ←バックホウによる足場作り

   ←立派な足場が出来ました!!

 

 

↓ (今井活動組織)上地区

地元の農家と非農家でごみ拾い活動を行いました。

 

↓老人会による作業

    

 

↓子ども会による作業

 

 

 

 

↓ (瀬ノ上活動組織)須恵地区

地元の農家と非農家でごみ拾い活動を行いました。

 

 

3.農業用水の地域用水としての利用・管理

(深田東地域資源保全隊)深田地区

深田東地区を流れる木上溝は、農業用水としてだけでなく、古くから生活用水や防火用水に使われてきました。そのため、地元の農家と非農家で、年2回程度、溝の清掃活動を行っています。

 

 

 

皆さんも、農村環境を守るため、ポイ捨てや不法投棄などは止めましょう!!

 

町内在住の方は、作業通知が届いたら、作業にご参加ください。

昨今は農家の減少により、作業時に人手不足で困っていますので、皆様のご協力をお願いします。

【多面的機能支払交付金】あさぎり町広域協定【令和5年度 活動報告】

農林水産省が交付している多面的機能支払交付金をご存知ですか?

農村環境を守るために交付されている交付金です。

 

農村環境の役割

・自然のダム

田んぼは、雨水を一時的に溜めて、ゆっくり放出します。これはダムの役割を果たし、近年増加している豪雨への対策として注目を集めています。

・生態系の保全

田んぼには、カエルやアメンボやトンボ等たくさんの日本古来からの生き物が生まれ育ちます。

生態系が崩れると、巡りめぐって人間にも悪影響が及びます。日本古来からの生態系を守ることは大事なことです。

・心を癒す

農村の美しい四季折々の風景は、人の心を癒やす効果があります。

 

 

私達、あさぎり町広域協定は、

あさぎり町の農村環境を守るために、平成19年度から多面的機能支払交付金を受給し、活動しています。

 

 

あさぎり町は、こんな所!

→【位置】熊本県の南部。

→【特色】一級河川の球磨川が中心に流れています。基幹産業は農業。のどかで自然豊かな景色が広がっています。

 

(早朝に草刈りをされた農家さんが撮られた朝焼け。)綺麗ですね!

 

(草刈りや田起こしをすると、虫が飛び出してくるので、シラサギ等の鳥が集まってきます。)とても可愛いです。

  

 

 

 

 

【活動報告】

令和5年度は、このような活動を行いました(*’ω’*)

 

〇生態系保全活動

1.希少種の保全活動

(深田東地域資源保全隊)深田地区

深田東地区のため池(庄屋池)には、オグラコウホネという希少な植物が生息しています。

特に手を入れてあげる必要はありませんが、乱獲などされていないか、年1回以上、生息状況を確認しています。

 

生息確認活動 (ため池の奥の方に生息しています。)

 

 ←開花したオグラコウホネ

 

2.外来種の駆除活動

本来その土地には生息しておらず、海外等から持ち込まれた生物を外来種といいます。この外来種は、昔からその土地に生息していた生物を捕食したりして滅ぼしてしまったり、本来のその土地の生態系を崩してしまいます。

あさぎり町の須恵地区でも、外来種であるジャンボタニシが本来の生態系を崩しているため、ジャンボタニシの駆除活動を行っています。

 

ジャンボタニシの、特徴的な赤い卵

 

 ←ジャンボタニシの成虫

 

↓(上代活動組織)須恵地区

 ←ジャンボタニシを駆除する薬剤の散布作業

 ←薬剤により死滅したジャンボタニシ

 

↓(農地・水・平和活動組織)上地区

厳寒期に田起こしをし、地中のジャンボタニシの幼虫を寒さにさらすことで、駆除しました。

  

 

3.生物の生息状況の把握

今井地区の沼地には、あさぎり町内でもここにしか生息しない「コガマ」という植物が生息しています。

コガマの生息地周囲の草刈作業を行い、生息状況を観察しています。

←7月 穂が出始めています。(草刈作業)

←9月 傍らに、ヒガンバナが咲きました。

 

 

 

 

〇水質保全活動

1.非かんがい期の通水活動

農業で水を使わない時期(稲刈り後~春先)に、水路に全く水を流さないと、水路に落ち葉などが溜まり悪臭が発生する場合があります。そのようなことを防ぐために、水を使わない時期に通水を行う活動を行いました。

↓(農地・水・平和活動組織)上地区

←水門を操作し、水を流しています。

 

↓(幸野溝溝地区地域資源保全隊)岡原地区

←水門を操作し、水を流しています。

 

↓(深田東地域資源保全隊)深田地区

 ←水門を操作し、水を流しています。

 

 

 

〇景観形成・生活環境保全活動

1.植栽活動

耕作がされていない農地や、農道沿い等に、花を植えて景観を良くする活動を行いました。

↓(農地・水・平和活動組織)上地区

地元の農業者、非農業者、こども達で、農道沿いにヒガンバナを植栽しました。この活動を通して、地域のつながりも高まっています。

  植栽活動

  開花状況

 

 

 

 

↓(幸野溝地区地域資源保全隊)岡原地区

岡原地区の老人クラブと岡原小学校児童が一緒に、植栽活動を行いました。活動を通じ、交流をはかることが出来ました。

   皆で楽しく植栽!

   計画図通りに、上手に植えることができました!

 

 

↓(上代活動組織)須恵地区

地元の農家と非農家で植栽活動を行いました。

 

 

↓(深田東地域資源保全隊)深田地区

深田地区の婦人会で植栽活動を行いました。

   

 

 

↓(上南活動組織)上地区

地元の農家で植栽活動を行いました。

←朝日に照らされた満開のコスモス

 

 

↓(須恵・深田畑地帯活動組織)須恵地区と深田地区

平成25年度に植栽した桜がすくすく育っており、毎年綺麗な花を咲かせます。毎年、年2回程度、地元の農業者と非農業で、周囲の草刈り作業を行い、桜を保護してるおかげです。

  高土手なので、作業は大変!

   撮影日は残念ながら曇天でしたが、きれいに咲いてました。

 

 

↓(あらた活動組織)深田地区

地元の婦人会で植栽活動を行いました。

 

 

↓(今井活動組織)

地元の農家と非農家で植栽活動を行いました。

↓ 除草作業                      ↓ 開花状況

  

 

 

2.農道等のごみ拾い活動

農地や水路や農道の周囲にも、ゴミのポイ捨てはあります。年1回以上、ごみ拾い活動を行い、環境を保護しています。

 

↓ (農地・水・平和活動組織)上地区

地元の農家とこども会でごみ拾い活動を行いました。

 

 

↓ (上地域活動組織)上地区

地元の農家と非農家でごみ拾い活動を行いました。

 

 

↓(深田東地域資源保全隊)深田地区

地元の農業者と非農業者で、木上溝沿いの清掃・ごみ拾い活動を行いました。沢山のごみを回収できました!

  

 

 

↓ (上南活動組織)上地区

地元の農家と非農家で農道の清掃・ごみ拾い活動を行いました。

 

↓ (あらた活動組織)深田地区

地元の農家と非農家で農道の清掃活動を行いました。

 

 

↓ (須恵・深田畑地帯活動組織)須恵地区と深田地区

地元の農家と非農家で農道の草刈り・ゴミ拾い作業を行いました。

 

 

↓ (今井活動組織)上地区

地元の農家と非農家でごみ拾い活動を行いました。

 

 

 

 

↓ (瀬ノ上活動組織)須恵地区

地元の農家と非農家でごみ拾い活動を行いました。

 

 

3.農業用水の地域用水としての利用・管理

(深田東地域資源保全隊)深田地区

深田東地区を流れる木上溝は、農業用水としてだけでなく、古くから生活用水や防火用水に使われてきました。そのため、地元の農家と非農家で、年2回程度、溝の清掃活動を行っています。

  地元の消防団にも参加していただきました。

 

 

 

皆さんも、農村環境を守るため、ポイ捨てや不法投棄などは止めましょう!!

 

町内在住の方は、作業通知が届いたら、作業にご参加ください。

昨今は農家の減少により、作業時に人手不足で困っていますので、皆様のご協力をお願いします。

🌸開花情報🌸【多面的機能支払交付金 あさぎり町広域協定】

あさぎり町内で、多面的機能支払交付金を活用して植栽したヒガンバナの開花が始まっています。

【令和5年9月20日時点】

 

 

★今が満開

 

 

 

★もう少し

↑写っているのは当社の公用車。

向かい合って植えられた、赤と白のヒガンバナ。満開時には2色の対比がきれいでしょうね!

 

 

★まだこれから

 

 

 

 

 

 

以上は全て、あさぎり町 上地区内の、 平和 という所の情報でした。

 

 

【8月に植栽を行った時の写真です。】

地元の農業者、非農業者、こども達で、農道沿いにヒガンバナを植栽しました。

この活動を通して、地域のつながりも高まっています。

 

 

 

 

 

【多面的機能支払交付金とは?】

農林水産省が、農村環境を守るために交付している交付金です。

↓農林水産省のホームページです。

多面的機能支払交付金:農林水産省 (maff.go.jp)

 

農村環境は、以下のように多面的な恵みをもたらしてくれています。

・自然のダム

田んぼは、雨水を一時的に溜めて、ゆっくり放出します。これはダムの役割を果たし、近年増加している豪雨への対策として注目を集めています。

・生態系の保全

田んぼには、カエルやアメンボやトンボ等たくさんの日本古来からの生き物が生まれ育ちます。

生態系が崩れると、巡りめぐって人間にも悪影響が及びます。日本古来からの生態系を守ることは大事なことです。

・心を癒す

農村の美しい四季折々の風景は、人の心を癒やす効果があります。

 

 

その農村環境を守るために、

あさぎり町広域協定は、平成19年度から多面的機能支払交付金を受給し、活動しています。(当初の事業名は、農地・水でした。)

植栽のほかにも、農道の草刈りや、水路の泥上げ(溝さらい)、等の活動を行っています。

 

 

皆さんも、農村環境を守るため、ポイ捨てや不法投棄などは止めましょう!!

 

町内在住の方は、作業通知が届いたら、ぜひ作業にご参加ください。

昨今は農家の減少により、作業時に人手不足で困っていますので、皆様のご協力をお願いします。

【多面的機能支払交付金】あさぎり町広域協定【令和4年度 活動報告】

農林水産省が交付している多面的機能支払交付金をご存知ですか?

農村環境を守るために交付されている交付金です。

 

農村環境の役割

・自然のダム

田んぼは、雨水を一時的に溜めて、ゆっくり放出します。これはダムの役割を果たし、近年増加している豪雨への対策として注目を集めています。

・生態系の保全

田んぼには、カエルやアメンボやトンボ等たくさんの日本古来からの生き物が生まれ育ちます。

生態系が崩れると、巡りめぐって人間にも悪影響が及びます。日本古来からの生態系を守ることは大事なことです。

・心を癒す

農村の美しい四季折々の風景は、人の心を癒やす効果があります。

 

↓あさぎり町の景色

 

 

あさぎり町ってこんな所!

→【位置】熊本県の南部。

→【特色】一級河川の球磨川が中心に流れている。基幹産業は農業。のどかで自然豊かな景色が広がっている。

あさぎり町の農村環境を守るために、平成19年度から多面的機能支払交付金を受給し、活動しています。

 

 

【活動報告】

令和4年度は、このような活動を行いました(*’ω’*)

 

〇生態系保全活動

1.希少種の保全活動

(深田東地域資源保全隊)深田地区

深田東地区のため池(庄屋池)には、オグラコウホネという希少な植物が生息しています。

特に手を入れてあげる必要はありませんが、乱獲などされていないか、年1回以上、生息状況を確認しています。

 ←点検時 (ため池の奥の方に生息しています。)

 ←開花したオグラコウホネ

 

2.外来種の駆除活動

本来その土地には生息しておらず、海外等から持ち込まれた生物を外来種といいます。この外来種は、昔からその土地に生息していた生物を捕食したりして滅ぼしてしまったり、本来のその土地の生態系を崩してしまいます。

あさぎり町の須恵地区でも、外来種であるジャンボタニシが本来の生態系を崩しているため、ジャンボタニシの駆除活動を行っています。

 ←ジャンボタニシ

 

↓(上代活動組織)須恵地区

 ←ジャンボタニシを駆除する薬剤の散布作業

 ←薬剤により死滅したジャンボタニシ

 

↓(農地・水・平和活動組織)上地区

厳寒期に田起こしをし、地中のジャンボタニシの幼虫を寒さにさらすことで、駆除しました。

    

 

3.生物の生息状況の把握

今井地区の沼地には、あさぎり町内でもここにしか生息しない「コガマ」という植物が生息しています。

コガマの生息地周囲の草刈作業を行い、生息状況を観察しています。

←6月 穂が出始めています。

←草刈作業

←8月 葉が枯れたようになっています。

←10月 枯れてしまったように見えますが、また翌年元気になります。

 

 

 

〇水質保全活動

1.非かんがい期の通水活動

農業で水を使わない時期(稲刈り後~春先)に、水路に全く水を流さないと、水路に落ち葉などが溜まり悪臭が発生する場合があります。そのようなことを防ぐために、水を使わない時期に通水を行う活動を行いました。

↓(農地・水・平和活動組織)上地区

←水門を操作し、水を流しています。

 

↓(幸野溝溝地区地域資源保全隊)岡原地区

←水門を操作し、水を流しています。

 

↓(深田東地域資源保全隊)深田地区

 ←水門を操作し、水を流しています。

 

 

 

〇景観形成・生活環境保全活動

1.植栽活動

耕作がされていない農地や、農道沿い等に、花を植えて景観を良くする活動を行いました。

↓(農地・水・平和活動組織)上地区

農道沿いにヒガンバナを植栽しました。

 

 

↓(幸野溝地区地域資源保全隊)岡原地区

岡原地区の老人クラブと岡原小学校児童が一緒に、植栽活動を行いました。活動を通じ、交流をはかることが出来ました。

  

 

↓(上代活動組織)須恵地区

地元の農家と非農家で植栽活動を行いました。

 

↓(深田東地域資源保全隊)深田地区

深田地区の婦人会で植栽活動を行いました。

  

 

↓(上南活動組織)上地区

地元の農家で植栽活動を行いました。(例年、子ども会と植栽活動を行っていますが、今年度はコロナ対策で、農業者数名で行いました。)

 

 

↓(須恵・深田畑地帯活動組織)須恵地区と深田地区

平成25年度に植栽した桜が育ち、花を咲かせるようになりました。毎年、年2回程度、周囲の草刈り作業を行い、桜を保護しています。

 

↓(あらた活動組織)深田地区

地元の婦人会で植栽活動を行いました。

 

↓(今井活動組織)

地元の農家と非農家で植栽活動を行いました。

↓ 植栽中                      ↓ 開花状況

 

 

 

 

2.農道等のごみ拾い活動

農地や水路や農道の周囲にも、ゴミのポイ捨てはあります。年1回以上、ごみ拾い活動を行い、環境を保護しています。

 

↓ (農地・水・平和活動組織)上地区

地元の農家とこども会でごみ拾い活動を行いました。

今年度は、地元の高校生からもボランティアで参加希望があったので、参加いただきました。

 

↓ (上地域活動組織)上地区

地元の農家と非農家でごみ拾い活動を行いました。子ども会にも参加してもらいました。

 

 

↓ (上南活動組織)上地区

本年度は、コロナウイルス感染防止のため、活動を行えませんでした。

 

↓ (あらた活動組織)深田地区

地元の農家とこども会でごみ拾い活動を行いました。

 

↓ (須恵・深田畑地帯活動組織)須恵地区と深田地区

地元の農家と非農家で農道の清掃作業を行いました。

 

↓ (今井活動組織)上地区

地元の農家とこども会でごみ拾い活動を行いました。

  

 

 

↓ (瀬ノ上活動組織)須恵地区

地元の農家と非農家でごみ拾い活動を行いました。

 

 

3.農業用水の地域用水としての利用・管理

(深田東地域資源保全隊)深田地区

深田東地区を流れる木上溝は、農業用水としてだけでなく、古くから生活用水や防火用水に使われてきました。そのため、地元の農家と非農家で、年2回程度、溝の清掃活動を行っています。

 ← 清掃活動

 ← 多くの地元住民が参加しました。

 

 

 

皆さんも、農村環境を守るため、ポイ捨てや不法投棄などは止めましょう!!

 

町内在住の方は、作業通知が届いたら、ぜひ作業にご参加ください。

昨今は農家の減少により、作業時に人手不足で困っていますので、皆様のご協力をお願いします。

【多面的機能支払交付金】あさぎり町広域協定【令和3年度 活動報告】

多面的機能支払交付金 を簡単に説明すると…

・農林水産省が交付している交付金

・農地や農村環境を守るための交付金

です。

 

 

農地は、食べ物などの作物を生み出す以外にも、私たち人間に、様々な恵みをもたらしてくれています。

 

めぐみ1

【生態系を育む】

農地(田んぼや畑や果樹園) と 農地には必ず必要な水路 は、生き物の住処となり、多種多様な生態系を育んでいます。

春には、オタマジャクシがいっぱい、水を溜めた田んぼを泳いでいます。

田んぼの周りの畦には、たんぽぽやレンゲやつくしやシロツメクサなどが咲きます。

筆者は、小学生の頃、そのような環境の中、オタマジャクシを手ですくったり、シロツメクサで花冠を作ったりして自然と遊びながら登下校していました。

大人になった今、とてもいい環境で育ったと感じます。

子育てをするには、田舎は病院が少なかったり買い物も不便だったりしますが、子どもたちの健康や心の成長のためには、自然と触れ合える環境で育つのはとても良いことだと思います。

 

 

めぐみ2

【人間の心を癒す】

農地は、四季折々の風景を作り出してくれます。

春には、一面牧草が茂る黄緑色の農地の他にも、レンゲで満開のピンク色の農地や、菜の花が満開の黄色の農地など、まるでキャンバスに描かれた絵のような賑やかで綺麗な景色が広がります。モンシロチョウやアゲハ蝶やミツバチが元気に飛びまわっています。

夏には、深い緑色の農地と、真っ青な空の対比が美しいです。夜には、カエルの大合唱が寝室にも届きます。

秋の夕方には、時には真っ赤、時にはピンク色、時には紫色の夕焼けの中に、赤とんぼの群れと、頭を垂れた稲穂。どことなく物悲しく、何とも言えない気持ちになります。

冬には、霜が降りて寒々しい朝の風景の中、霜柱を踏むとパキパキと小気味いい音が響きます。

これらの、四季折々の景色・におい・音は、人間の心を癒す効果があるそうです。

筆者は、仕事での緊張感が続いている帰宅時に、そのような環境に触れると、心が解きほぐされるようなホッとした気持ちになることがあります。

 

 

めぐみ3

【ダムの役割】

山や農地等は、生えている草や樹木がいったん雨水を溜めて、ゆっくり排出してくれます。

そのため、ダムの役割を担ってくれます。

あさぎり町も、令和2年度豪雨災害の時には、人吉市ほどの被害ではありませんでしたが、それでも、床上浸水の被害に遭われたお宅もありますし、農地の法面が崩れたり、水路が崩壊した部分も多数ありました。

当事業でも、田んぼダムに交付金を活用できるようになりました。

自然のもつダムの役割は、今後ますます必要になってくると思います。

 

 

めぐみ4

【生活用水】

農地に必ず必要な水路は、農業用水としてではなく、生活用水にも利用されます。

筆者も、実家に暮らしていた頃は、自宅のすぐ下にある水路で、野菜を洗ったりしておりました。

また、火事の際には消火活動にも使われることもあります。

 

 

 

以上のように、様々な役割を担ってくれる農地やその周囲の環境を守るために交付されるのが、多面的機能支払交付金です。

 

 

 

あさぎり町広域協定では、この交付金を活用し農村環境を守るために、令和3年度に、以下の1~5の活動を行いました。

 

 

 

1【生態系保全活動】

・希少種の監視

深田東地域資源保全隊(あさぎり町 旧深田村地区内)の管理するため池には、オグラコウホネという、蓮の一種の、希少な植物が自生しています。

オグラコウホネの生息状況の確認を行いました。

(開花時)

 

 

 

・生物の生息状況の把握

今井活動組織(あさぎり町 旧上村地区内)の管理する地区内には、コガマという、町内ではここにしか自生していない植物が生息しています。

コガマ生息地の草刈り作業等を行い、コガマの生息状況を確認しました。

(出穂時)

 

 

 

 

・外来種の駆除

上代活動組織(あさぎり町 旧須恵村地区内)では、外来種のジャンボタニシを効率よく駆除するため、薬剤を散布しました。

※外来種は、外国から持ち込まれた生物で、元来の日本古来の生態系を崩してしまいます。(例えば、外来種のスズメバチは、日本古来の日本ミツバチを捕食してしまいます。)

(数日後に死滅したジャンボタニシ)

 

 

 

 

 

2【水質保全】

・非かんがい期における通水

水路は、冬場には使用しない場合もありますが、水を流さないと、汚れが溜まったり悪臭が発生することもあります。

そのため、水を使わない時期にも通水を行いました。

 深田東地域資源保全隊(あさぎり町 旧深田村地区内)

 幸野溝地区地域資源保全隊(あさぎり町 旧岡原村地区内)

 

 

 

3【植栽】

・美しい農村環境を作るために、植栽活動を行いました。

農家さんだけではなく、各地区の子ども会や老人会の方々にも参加をお願いしております。

 

幸野溝地区地域資源保全隊(あさぎり町 旧岡原村地区内)

 

 

今井活動組織(あさぎり町 旧上村地区内)

 

上代活動組織(あさぎり町 旧須恵村地区内)

 

 

上南活動組織(あさぎり町 旧上村地区内)

 

 

須恵深田畑地帯活動組織(あさぎり町 旧須恵村と深田村地区内)

 

 

 

4【農道等のごみ拾い】

農村環境の景観などを守るために、農地や農道や水路沿いのごみ拾いや清掃を行いました。

 

あらた活動組織(あさぎり町 旧深田村地区内)

 

上地域活動組織(あさぎり町 旧上村地区内)

 

須恵深田畑地帯活動組織(あさぎり町 旧須恵村と深田村地区内)

 

瀬ノ上活動組織(あさぎり町 旧須恵村地区内)

 

 

5【農業用水の生活用水としての利用・管理】

深田東地域資源保全隊(あさぎり町 旧深田村地区内)の管理する木上溝という用水路は、昔から、農業用水としてだけでなく生活用水や防火用水としても利用されている、地域住民になじみ深い水路です。そのため、昔から、地域住民で清掃を行う習慣があり、現在は当交付金を利用して管理を行っています。

清掃作業

作業前の話し合い(推進活動)

 

 

【多面的機能支払交付金】あさぎり町広域協定【令和2年度 活動報告】

田んぼや畑の役割は、私たちの食べ物を生産してくれることだけではありません。

豊かな生態系を育んでくれますし、田んぼダムといった自然のダムの機能もありますし、美しい自然は私たちの心を癒してくれます。

(↑上南活動組織の農地に、雨上がりに虹がかかりました。)

我があさぎり町は、自然がいっぱいで、農業が盛んな地域です。

農林水産省が行っている事業の「多面的機能支払交付金」を活用し、「あさぎり町広域協定」という団体を農家さんが中心となり結成し、田んぼや畑を守るための活動を行っています。

 

 

 

 

【活動① 豊かな生態系を守る 】

田畑は、カエルやトンボなどの日本古来から生息しているいきものの住処や餌場であり、そこには豊かな生態系が育まれています。

田舎で生活していると、春にはモシロチョウやアゲハ蝶などのちょうちょやミツバチが飛び回り、梅雨にはアマガエルやウシガエルの大合唱、夏にはアブラゼミやミンミンゼミやヒグラシで賑やかで、秋にはものすごい数のトンボが農道を飛び回り、冬には飛来して生きたシラサギなどの鳥が田畑で餌をついばみながら田を起こしているトラクターの後ろをついて回る、などののどかな光景を当たり前に目にします。

都会に住んでいるとカエルやトンボを見ることが無い、という声を聞いた時には驚きました。

 

【今井活動組織】生物の生息状況の把握

あさぎり町の旧上村の今井地区には、あさぎり町内ではここにしか生えていない「コガマ」という生物が生息しています。地区内では「ガマ」や「ガモウ」などと呼ばれています。

今井活動組織では、このコガマを保全するために、地域住民で定期的に周囲の草刈り作業を行っています。

 

 

【深田東地域資源保全隊】希少種の監視

あさぎり町の旧深田村ため池には、熊本県内でも珍しい「オグラコウホネ」というハスの仲間が生息しています。

深田東地域資源保全隊では、このオグラコウホネを守るために、乱獲などをされていないか、確認を行っています。

 

 

【上南活動組織】【上代活動組織】【農地・水・平和活動組織】外来種の駆除

古来からの日本の生態系を脅かすのが、他の地域や国外から入ってい来た外来種です。

あさぎり町内でも各地で、外来種「スクリミンゴガイ」(通称「ジャンボタニシ」)の被害が出ています。

上の写真のように、稲や水路の側壁に、赤い卵を産み付けます。

 

上南活動組織と上代活動組織では、薬剤を用いて、このジャンボタニシを駆除しています。

(散布時)

(薬剤散布により、駆除されたジャンボタニシ)

 

農地・水・平和活動組織では、厳寒期に田んぼを起こすことで、地中に潜っていたジャンボタニシの幼虫や卵を寒さにさらして駆除します。

 

 

 

 

 

 

 

【活動 ②水質保全】

農業は、降雨、河川流出、蒸発等自然の水循環の中で行われるため、ほ場やため池、水路等の農業用施設で水質を保全したり向上させたりする活動は、重要な活動です。この活動は、地域の水質を、農用地、農業用水等の資源によって向上させることを目的に実施するものです。

【深田東地域資源保全隊】【農地・水・平和活動組織】【幸野溝地区地域資源保全隊】非かんがい期における通水

冬場、田んぼに水を使わない時期に、水路に水が流れないと、泥などが堆積し、場合によっては悪臭が発生したりします。そのようなことを防止するために、深田東地域資源保全隊と農地・水・平和活動組織と幸野溝地区地域資源保全隊では、冬場にも水路に通水します。

 

 

 

 

【活動 ③農村環境の保全】

農村環境を保全することにより、美しい自然の景観を保ち、人々の心を和ませ癒します。

 

【上南活動組織】【今井活動組織】【上代活動組織】【農地・水・平和活動組織】【あらた活動組織】農地や農道等への植栽

   

  

 

農地や農道路肩の花壇などに植栽することにより、開花時に通行する人の心を和ませ、環境への関心を高めます。

 

 

 

 

【上南活動組織】【今井活動組織】【上地域活動組織】【あらた活動組織】【農地・水・平和活動組織】【瀬ノ上活動組織】【須恵深田畑総地帯活動組織】農道等のごみ拾い

  

農地周りや農道のごみ拾いを行い、農村環境の保全に努めます。

活動は主に、子ども会や自治会にお願いします。

ごみ拾い活動を行うことにより、環境への意識が高まり、ポイ捨てが少なくなったという声があります。

 

 

【深田東地域資源保全隊】農業用水の地域用水としての利用・管理

深田東地域資源保全隊に流れている木上溝(きのえみぞ)という用水路は、農業用水としてだけではなく、昔から地域の生活用水としても利用されてきました。

この溝を守るために、水路の定期的な清掃を行うことは、この地域の行事として継続されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【多面的機能支払交付金】あさぎり町広域協定 令和2年豪雨災害【被災状況報告】

令和2年豪雨災害により、人吉球磨地方は、甚大な被害を受けました。

あさぎり町は、人吉市や球磨村ほどの被害規模ではなかったものの…

・浸水した家屋 多数

・電話回線とインターネット回線の不通

・一部浄水場が被災し、一部の地区で水道が使えなくなった

等の被害が発生し、農地や水路や農道も多くの被害を受けました。

岡留幸福駅にいたくまモンも、あさぎり町役場内に避難してきました。

\ 大変な目に遭ったモン! /             \ 怖かったモン! /

 

 

 

↓以下は当組織の被害状況の一部です↓

 

 

 

清水(上地区)

大規模に冠水し、非常に広い範囲の農地の法面が崩落した。生育中のタバコが完全に水に浸かって出荷できなくなった所や、牛舎が冠水し牛がお腹あたりまで水に浸かってしまった所も…。農地法面をどう復旧していくか、農家さんは不安を抱えている。

 

 

 

 

 

 

上地域(上地区)

農地に土砂が流入

水路が土砂で埋まり、田へ水をひけなくなっている緊急事態が発生。

  

 

 

 

 

 

山下立野(上地区)

山の中にある集落のため、被害は大きく、完全に水路が破壊されてしまった箇所も…。

用水は完全に機能を失い、田へ全く水の供給ができない緊急事態に。

限界集落であり、農家さんもご高齢のかたが少数しかいないため、自分たちではとても対応ができず。あさぎり町役場さんが対応してくださり、緊急的にパイプを通し、どうにか一時的に田へ水を供給できるように。

 

 

 

 

 

平山(須恵地区)

 

川からの用水の取入口が大量の土砂で埋まった。

 

 

 

 

 

 

 

新諏訪(須恵地区)

 

 

 

 

仁王(深田地区)

水路が完全に土砂で埋まった。早急に撤去しないと水が通らないので、農家さんが自力で撤去されていらっしゃる。

 

 

 

 

須恵深田(須恵地区)(深田地区)

 

 

 

 

辰口岩川(深田地区)

水路の横の法面が崩落したため、水路が完全に埋まってしまい、農道も通行できなくなった。

 

 

 

 

上南(上地区)

免田川からの用水の取入口が土砂で埋まり、田へ全く水が引けない緊急事態に…。構成員で、バックホウを操作できる農家さんがいらっしゃったため、急遽土砂を撤去していただくことができた。

撤去前↓

撤去後↓

 

農道横の小学校の法面が崩落し、農道が一時通行不能に。

 

宮川内川の横にぽっかり空洞が…。すぐ脇は農道で、通行時にとても危険。

 

 

 

 

 

今井(上地区)

免田川横の未舗装農道が、川にえぐられた。もう少しで川は決壊するところだった。

 

 

 

 

 

 

永の原永岡(岡原地区)

 

 

 

榎田(上地区)

元々が、山から土砂が流入する地区であったため、今回の豪雨でも大量の土砂が流入し、のり面も多数崩落した。

 

 

 

 

永山(上地区)

 

 

新永里(上地区)

 

 

錦中原(上地区)

タバコを耕作されている農地が浸水したが、深く浸からなかったので、タバコに被害はなかった。

 

 

 

 

多面的機能支払交付金は、災害の復旧を目的とした事業ではありません。

大規模な災害の復旧は、多面的機能支払交付金とは別の事業「災害復旧事業」を利用します。

しかしながら、災害復旧事業は、すぐ工事に入ることはできないため、緊急事態への対応はできません。

あさぎり町広域協定では、あさぎり町役場や熊本県多面的機能支払交付金推進協議会等に確認をとりながら、多面的機能支払交付金で対応可能な内容について実施していく予定です。

 

多面的機能支払交付金【農村環境保全活動】あさぎり町広域協定運営委員会

多面的機能支払交付金(ためんてききのうしはらいこうふきん)という交付金事業をご存じですか?

農林水産省が、農村環境を守るために交付している交付金です。

農林水産省HP:  https://www.maff.go.jp/j/nousin/kanri/tamen_siharai.html

 

田んぼや畑は、食べ物などの農産物を生産する他にも、自然環境を保全する役割を持っています。

例えば、

・生態系の保護(カエルやトンボなどの生きものに、生活の場を提供する)

・水をきれいにする

・保水機能(ダムのような役割)

・景観形成(美しい風景を作り出す) 等

 

田んぼや畑の周りの環境を守ることは、営農だけではなく、地域の自然環境を守ることにも繋がります。

 

あさぎり町でも、当交付金を利用し、地域の環境の保全に取り組んでいます。

【須恵地区】

(須恵深田畑総地帯活動組織)

活動内容:植栽を行った桜の木周囲の草刈り作業などを毎年行い、桜の成長を見守っています。

 

(瀬ノ上活動組織)

活動内容:農道周囲の草刈りや清掃作業を行っています。

また、地域の生態系を脅かす外来生物ジャンボタニシの駆除作業も行っています。

ジャンボタニシ

ピンク色の卵を、水路などに生み付けます。

 

 

(上代活動組織)

活動内容: 水路や農道の清掃活動や、植栽活動に取り組んでいます。

 

 

【深田地区】

(平成活動組織)

農道沿いにヒガンバナの植栽を行い、農道などのごみ拾い作業を行っています。

 

(深田東地域資源保全隊)

活動内容1:作付けを行わない時期に、農地にレンゲを播種し、景観を美しくしています。

活動内容2:ため池に植生しているオグラコウホネという希少な植物(ハスの仲間)を守っています。

 

(あらた活動組織)

 

 

 

【上地区】

(今井活動組織)

活動内容1:地域住民の非農家のかたに、農道などのごみ拾い作業を行ってもらいました。

 

(農地・水・平和活動組織)

活動内容:地元子供会、地域の非農家のかたにも呼び掛けて、農道へのヒガンバナの植栽を行っていただきました。

 

(上地域活動組織)

活動内容1:水路が深かったり、あるいは山から大きな石などが流れ込んだりして、人力では撤去が困難な水路が多数あるため、

バックホウなどの重機をリースして、農家のかたで水路の土砂撤去作業を行っています。

活動内容2:冬場に、渡り鳥などの生き物に休息場所を提供するため、作付けのない農地に水をためる活動を行っています。

 

 

 

(上南活動組織)

活動内容:地元子供会のかたに呼び掛けて、植栽活動を行っていただきました。

植栽以外にも、農道などのごみ拾い活動もお願いしています。

また、地域住民の非農家のかたには、農道などの草刈り作業もお願いしています。

 

 

 

【岡原地区】

(幸野溝地区地域資源保全隊)

活動内容:地元小学校と地元老人会で、農道沿いの花壇に植栽活動を行っていただきました。

 

 

 

あさぎり町は、高齢化や過疎化が進んでいて、特に、農家のかたが年々減少しています。

中には、若手のかたがいないため、高齢のかたが急傾斜地の危険な草刈りを行っている地域もあり、悩みを抱えています。

そんな中でも、この交付金があるおかげで、地域の環境を維持できている地域も多いです。

もし、あさぎり町内にお住まいで、手元に、この交付金の作業参加の呼びかけの通知文書や回覧が回ってきた場合は

ぜひ、作業にご参加ください。